自動車保険用語集

ノンフリート等級とは、運転者の事故歴によって保険料が変わる制度で、無事故を続けていると１年ごとに等級が上がって割引率も大きくなってくるんだ。最低は１等級（５０％割増）で、最高は２０等級（６０％割引）となっているよ。

ノーカウント事故とは、保険金を受け取っても等級が下がらない事故のことだよ。保険金を受け取っても等級が下がらないのは、無保険車傷害保険、搭乗者傷害保険、人身傷害補償保険があるよ。

カウント事故とは、保険金を受け取った場合に等級が３等級下がってしまう事故のことを言うよ。
保険金を受け取ると等級が下がるのは、対人賠償保険、対物賠償保険、車両保険、自損事故保険の４つがあるよ。

受け取った保険金額に関わらず、一気に３等級下がってしまうので、小さな事故の際は保険を使うか自腹で払うかよく計算した方がいいと思うよ。

通知義務とは、契約内容に変更があった場合に、保険会社に連絡をする義務のことだよ。
これも違反して連絡しなかったりすると、保険金が支払われなかったりするのでキチンと連絡しておこう。

告知義務とは、自動車保険を契約する際に申込書に正しく記載する義務のことを言うんだ。
もし、違反して嘘の記載をしたりした場合は保険金を受け取れなかったり、契約を解除されたりするので、正しく記載するようにしておこう。

付帯とは、保険に特約（特別約款）などの条項を付け加えることだ。

特約とは、特別約款の略で、普通保険約款の内容を補強してより補償内容を充実させる目的のものだ。特約だけでの契約はでき無いよ。

約款とは、保険に関する契約条件などが書かれた、「ルールブック｣や｢契約の取扱説明書」といったようなものだね。約款には保険金の受け取り、保険料の支払い、保険契約の内容変更について等、とても重要なことが書かれているので必ず一読しておこう。

全損とは、自動車の損傷が修理できない程に壊れてしまった状態、または修理費が車両価額を上回ってしまう場合のことを言うんだ。

免責金額とは、被保険者が自己負担する金額のことだよ。

例えば、免責金額５万円で契約していた場合、５万円までの損害は自己負担で、保険会社は５万円を超える分しか補償しないということだ。免責金額を設定することによって、支払う保険料を安く出来るメリットがあるんだ。

「車両保険」と「対物賠償保険」の２つには、この免責金額を設定できるよ。

不担保とは、担保の反対で保険金を支払わないという意味だね。「３０歳未満不担保」の保険を掛けている車で、２６歳のドライバーが事故を起こした場合、保険金は一切支払われないんだ。

担保とは、契約が約束通り履行されなかった場合に、債権者が債務の弁済に充当する物の事だよ。ただ、自動車保険の場合は保険金を支払う、という意味で使われているんだ。

保険価額とは、保険を掛けている物の価値のことで、「時価額」、「評価額」などとも呼ばれるよ。

保険料率とは、保険金額に対する保険料の比率（割合）のことだよ。

保険金額とは、保険会社が支払う保険金の最高限度額のことだよ。例えば「対物保険１０００万」で契約した場合、保険金額は１０００万でそれ以上は補償されない。これが無制限の場合は限度額は無く、いくらでも補償してもらえるということになる。

被害者とは、交通事故などで損害を受けた人のことを言うよ。

加害者とは、交通事故などで他人に損害を与えた人のことを言うよ。

賠償金とは、交通事故などで他人に与えた損害を賠償するためのお金のこと。損害を与えた人（加害者）が損害を受けた人（被害者）に支払うお金のことだね。

保険料とは、自動車保険を契約している人（契約者）が、保険会社に支払っているお金のことだね。保険料は「掛け金」と同じ意味だよ。

保険金とは、交通事故で損害が出た場合等に、自動車保険の補償対象となっている人（被害者や被保険者）が、保険会社から受け取るお金のことだよ。

許諾被保険者とは、記名被保険者の承諾を得て、自動車を使用または管理している人のことだ。承諾は基本的に記名被保険者から直接受ける必要があるけど、車を第三者が使用することを知っていながら、記名被保険者がハッキリ反対しなかった場合も、直接の承諾があったものとみなされるよ。

記名被保険者とは、被保険者群の中心となる人で、保険証券の記名被保険者欄に記載されている人のことだ。契約車両を主に使用する人が記名被保険者になるのが一般的だね。

被保険者とは、自動車保険の補償を受ける人や、補償の対象になっている人のことだ。
基本的には記名被保険者を中心に、記名被保険者と密接な関係のある一部の人（家族等）などが被保険者になるよ。

契約者とは、保険会社と契約して自動車保険料を支払う義務のある人のことだよ。個人の場合は、自動車の所有者が契約者になっているケースが殆んどだね。